2006年12月13日

乳児嘔吐下痢症(ロタウイルス)

乳児嘔吐下痢症(ロタウイルス)

●症状
 冬から春先にかけて流行する。突然の激しい下痢、嘔吐で始まる。
 嘔吐はしばらく続き、白っぽい色の下痢便を1日に何度も繰り返すのが特 徴である。
 発熱もともない、激しい下痢と嘔吐を繰り返すので脱水症状が急激に進行 することがある。
 熱と嘔吐は1〜2日でおさまるが下痢は1週間ほど続く場合もある。

●原因、治療
 ロタウイルスが原因である。潜伏期は48時間。
 特効薬はなく脱水症状をおこしやすいので注意が必要である。
 水分は少量ずつこまめに補給し症状が重い場合は点滴を行う。
 
 
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2006年12月09日

急性中耳炎

急性中耳炎

●症状
 かぜによる発熱や鼻汁があるときになりやすく6ケ月から1歳半の乳幼児 に多い。成長とともに段々と少なくなり6歳をすぎるとほどんどかからな くなる。
 激しい耳の痛みや耳だれ、耳の閉塞感や難聴を訴える場合もある。
 
 
●原因・治療
 かぜなどの時、耳管を通して細菌が中耳に感染し化膿性の分泌液がたまっ た状態となり発症する。
 滲出性中耳炎があるときに風邪をひき、急性中耳炎を繰り返して起こすこ
 ともよくある。
 痛みに対しては鎮痛剤を使い、抗生物質を投与して炎症を治療する。
 頻繁に繰り返す事も多いが成長とともに減っていく事がほとんどである。

2006年12月02日

川崎病

川崎病

●症状
 4歳以下の子供に多く見られる。39度以上の高熱が数日間続き、白目が 充血する。首のリンパ節が腫れて舌には赤いブツブツができてイチゴ舌に なる。 発熱から2〜3日すると体中に発疹ができ、手のひらや足の裏が 赤くなる。手足の指先の皮がむける場合もある。

●原因・治療
 原因は不明。入院治療となり合併症を防ぐためにアスピリン、ガンマーグ ロブリン製剤を投与する。
 後遺症と心臓の血管に冠動脈瘤ができ、血液の循環が妨げられて突然死を することが恐れられるがその割合は0.1%に減ってきている。
 冠動脈瘤ができても大半の場合は2年以内に消えてしまう事が多くなって いる。

2006年11月21日

クループ

クループ

●症状
 風邪の症状が現れ、声が枯れたり犬の鳴き声のような甲高い咳が出る
 のが特徴。のどからヒューヒューと音がして呼吸が苦しくなる。
 声帯の下部が腫れて呼吸困難を起こす。
 3カ月〜5歳の乳幼児がかかりやすく冬の乾燥した時期によく発症する。

●原因・治療
 ウイルスの感染が原因となっておこり大半がパラ・インフルエンザウイル スの感染による。他にもRSウイルスやインフルエンザウイルスなどに
 よっても起こる。 
 抗生物質は効かない。血管収縮剤やステロイド剤の投与や吸入器による冷 たい蒸気の吸入などで治療する。
 室内の乾燥は症状を悪化させるため加湿器などを使用して空気の乾燥を
 防ぐようにする。

アデノイド肥大(咽頭扁桃肥大)

アデノイド肥大(咽頭扁桃肥大)

●症状
 鼻声、口呼吸、いびき、鼻づまりなどが見られる。
 鼻の奥に面したアデノイドが肥大することにより鼻腔が後方から圧迫され るため空気の通過障害がおこる。
 鼻閉による口呼吸のため夜間に強いせきや強いいびきが見られることがあ る。 慢性副鼻腔炎や滲出性中耳炎の誘因になることもあり乳幼児ではミ ルクが飲めなくなることもある。

●原因・治療
 アデノイドは5〜6歳ごろに生理的肥大のピークを向え、以降は自然に
 小さくなり12歳以降ではほとんど消失する。
 たいていは炎症によって発病しており、風邪などで症状が悪化した時のみ
 治療をうけ、他はアデノイドが自然に小さくなるのを待ってもよいと思わ れる。
 しかし呼吸困難などの重い症状が出る時はアデノイの切除手術を検討す  る場合もある。
 

伝染性単核症

伝染性単核症

●症状
 1〜3週間、39度から40度の高熱が続く。リンパ節が腫れ、扁桃腺
 には白いプツプツのようなものがついて腫れあがる。
 肝臓や脾臓が腫れることもある。

●原因・治療
 EBウイルスの感染によっておこる。
 ふつうは乳幼児のうちに知らないうちに発病し免疫ができている場合が
 多く。
 思春期以降に感染した場合に一部の人に発病するとが多い。
 とくに治療の必要はないが高熱による脱水症状に注意し、熱が下がるの
 を待つ。抗生剤を投与することもある。
 
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2006年11月07日

熱性けいれん

熱性けいれん

●症状
 38度以上の熱が急激に上がるときに手足や唇をピクピクさせる全身
 けいれんを起こす。意識がなくなり発作が終わった後眠りに入り、
 5〜20分くらいで自然に目覚める。
 生後6ケ月から5〜6歳くらいまでにみられ、1〜3歳に多い。

●原因・治療
 多くのけいれんは1〜2分でおさまる。
 20分以上続くような時や左右対称ではなく片側のみのけいれんの時は
 すぐに受診する。 
 けいれんがおこっても大声でさけんだりゆっすったりしないで静かに様子 を見る。 衣服をゆるめ吐いたものを誤飲しないように顔を横にむけて
 寝かす。単純な熱性けいれんの場合は後遺症はなくくせになる事もない。
  

ポリオ(急性灰白随炎)

ポリオ(急性灰白随炎)

●症状
 初めに発熱、体のだるさ、頭痛、嘔吐など風邪のような症状が現れる。
 続いて手足、特に足が麻痺して動かなくなったり呼吸中枢に麻痺がおこ 
 って呼吸できなくなったりする。
 重症化すると麻痺が残ることもある。

●治療・予防
 小児まひと呼ばれポリオウイルスが脊髄や延髄に感染し運動神経をおかし て麻痺をおこす。ワクチンの予防内服が実施されてからは日本での発症は
 ほどんどない。予防接種は必ずうけておくことが大事である。
 
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おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)

●症状
 38度前後の熱が続き耳の後ろから下あたりの痛みを訴える。
 頭痛や食欲不振を訴え耳下腺が腫れてくる。
 片側の耳下腺が腫れてから2〜3日後にもう一方も腫れてくる。
 両方が同時に腫れたり片側のみの場合もある。
 腫れは1週間くらい続き、自然に治癒する。
 
●原因・治療
 ムンプスウイルスの飛沫感染により発症する。潜伏期間は16〜18日。
 特効薬はなく高熱や耳下腺の痛みに解熱鎮痛剤を使い安静が必要である。
 髄膜炎などの合併症をおこしやすいので適切な治療が必要である。
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麻疹(はしか)

麻疹(はしか)

●症状
 最初は38度前後の発熱、鼻水やせきなど風邪の症状から始まる。
 その2日後くらいから目が充血しだし、口の中にはしか特有の小さな
 白い斑点が見られる。
 続いて熱は一時的に下がるが再び上昇し、淡紅色の発疹が顔から現れ、  体全体に広がっていく。
 発病後10日ほどで斑点はしみのようになり消えていく。1ケ月もすると
 しみは取れてくる。

●原因・治療
 麻疹ウイルスの感染によっておこる。潜伏期間は10〜12日。
 特効薬はないので解熱剤や鎮静剤を使い、体力の消耗を防ぐ。
 合併症を防ぐために抗生物質を投与する。
 重くなりやすいので予防接種を受けておくことが大事である。
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